自然エネルギー(今年75日間を自然エネルギーだけでまかなった)、自然保護(エコツーリズム)、平和(軍隊を持たない)、そして幸福度(世界一幸福とのレポート)、この4点で学べることがある国コスタリカ。5日間の短期ステイですが行ってきました。
4月3日
コスタリカ初日の朝。金曜日だから公官庁も企業も訪問出来るはずだ。早めに朝食を済ませ、意気揚々とサンホセの中心部へと歩き出した。まずは博物館へ。しかし休みのようだ。すでに10時だが時間が早過ぎるのだろうか。次に目指したのは国会。コスタリカの国会は誰でも傍聴できるというから見学したかったがこちらも閉まっている。どうしたものかと、次に元大統領でノーベル平和賞受賞者のオスカー・アリアスさんが設立した財団に行くと、こちらも休み。ひょっとしたらどこも春休みなのか。もう一箇所行く予定だったエネルギー関連企業へは行くことを断念した。
オスカー・アリアスさんには会いたかった。国連が定めたピースデー。ピースデーを9月21日にするために奔走したジェレミー・ギリさんが相談した一人がアリアスさんだった。彼のアドバイスがなければ、ピースデーは実現していなかったかもしれない。ピースデーを日本で広める活動をしているものとして、アリアスさんにはとても会いたいと思っていた。
何ひとつ、目的を果たせずだが仕方なくサンホセを見て回ることにした。少しずつ西に下って行くと、メイン通りに中国街という門を見た。確かに幾つか中国系の店があるようだし、中国人も見かけたが、サンホセにそれほど中国人が進出しているのかと驚いた。門をくぐって見たが、そこには数えるほどしか中国系の店はなく、今はこうでも5年先10年先はひょっとすると…と想像したら、中国人のたくましさを感じた。ちょうど中国街の近所で見かけたコスタリカの警官たちはマウンテンバイクでパトロールしていた!軍隊を持たない国。装備はどうだろうかとじっと腰回りに目をやるとピストルは持っていたので、逆にほっとしてしまった。意外といったらいいのだろうか。ホームレスが結構いた。ダンボールを敷き、寝ているのだ。
その後更に歩みを西へ続け、国立劇場正面に行ってみた。これまた閉まっているわけだが、しばらく歩んでいると、何やら演奏が聞こえる。足早に近づいてみると、衣装を身にまとった行列が行進しているところに人が集まっている。何かのお祭りかもしれないと近くまで行ってみると、キリスト教のお祭り、イースターだった。キリストが殉職し、復活するお祭りをサンホセの街中を使ってやっていたのだった。そうか、イースターだからどこもかしこも休みなのか。仕方なくもこのお祭りをじっくりと観て楽しみ、この日は時差の関係もあり疲れ果てて早々に寝てしまった。一度晩御飯のために起きて、ホテル近所のペルー料理屋に入ったら、とてもフレンドリーなペルー人で7年コスタリカに住んでいるという店員に、コスタリカの良さをアピールされた。みんな優しくていいとこだよと。サンホセ市内では大声でどなられ、向かって来たホームレスのおじいさんとも遭遇したし、すさんだ雰囲気のサンホセには辟易としていたので明日は田舎を目指すことにした。
コスタリカ日記 テノリオ国立公園麓の農家風古民家ステイで癒される
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