ごめんなさい。正直、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
能登半島地震のその後が、こんな状況だとは。実際に行くまで実感が湧きませんでした。

ピースボート水先案内人に参加が呼びかけられまして、8月4日、ピースボート災害支援センターの活動の様子を見に行きました。地震から7ヶ月が経過しましたが、輪島市内では「復旧が進んでいない!」というのが率直に感じたことです。かなりの数の損傷した家屋を見ましたが、解体工事が進んでいるとは到底思えませんでした。時が止まってしまったかのようです。道路は隆起したままのところも多数あります。

避難中の方まだ2千人以上だそうです。ピースボート災害支援センターでは、特に一年以上、滞在してくれるボランティア(地元なら有償)を必要としているとのこと。短期は一週間からボランティア可能だそうです。

地元の方の言葉が胸に刺さりました。

「7ヶ月このままです。3月中には、なんとか解体が進むと思っていた。笑うしかない。先進国しゃない、日本は。後進国です。政治の責任です」

もちろん、政治だけの責任ではなく、関心を持ってこなかった私たち一人一人の責任もあります。また、解体工事関係者の一人は、行きたくても宿泊施設が足りておらず、ゆっくりとしか進められないということも指摘していました。とにかくメディアの皆さん、復旧が進むようぜひ伝えていただきたいと願います。

【被害状況】
・死者299人(内、災害関連死は70人)
・避難者2,288人
・ライフラインの停止(電気、水道、通信がまだ停止中のエリアも)
・交通アクセスの遮断
・建物被害 83,969棟(一部損壊以上)

※ピースボート災害支援センターまとめ、2024年7月1日時点

※ただいま、ピースボート ショートクルーズ 2024年夏 に水先案内人として乗船中。船内で講演と、映画上映(もったいないキッチン医学生 ガザへ行く)を行っています。

Comments are closed.