ひとつのドキュメンタリーが瞬く間に世界中で観られ、話題になっているというから観てみた。
はっきり言って、感動した。
これまでで一番感動したドキュメンタリーかもしれない。
2月28日の公開からたった24時間で3,000万回以上再生され5万以上のコメントが集まったという。そして、中国国内で観れないようになるまでの数日間で2億回も再生されたというのだ。これほどの動画がドキュメンタリーでかつてあっただろうか?
テーマは大気汚染PM2.5について。
元CCTV(中国中央電視台)のキャスターだったチャイ・ジン(柴静 Chai Jing)が、まるで『不都合な真実』のアル・ゴアのように、PM2.5が健康に与える影響について訴える。
ドキュメンタリー名は『アンダー・ザ・ドーム』(穹頂之下)。アメリカのドラマのタイトルと同じになっている。このドラマでは街は突如謎の透明なドームに覆われ、 外界から完全に隔離されてしまう設定となっている。
これは見えない敵との戦争です
自身の娘が外で自由に遊べない事情が似ているから『アンダー・ザ・ドーム』としたそうだ。
目に見えないサイズのPM2.5には調べたら15種類もの発がん性物質が含まれていた。
見えない敵との戦い。日本における放射能と似たような状況だ。
母でもあるチャイ・ジンの未来の子どもたちのために行動する姿に深く共感した。
河や空や大地は子ども達のものです
柴静(Chai Jing)/『穹頂之下』 中国のPM2.5問題ドキュメンタリー
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