映画『もったいないキッチン』日本全国を約1ヶ月の撮影日程が終わり、少し振り返る心の余裕が出てきました。公表がまだできないストーリーもありますが、最も強烈なインパクトを受けたのは、京都府綾部市で取材した野草に詳しい「若杉ばあちゃん」こと若杉友子さん82歳です。

撮影クルー全員のパワーを合わせても、1人に勝てないぐらいの湧き上がる無限のエネルギー。その源が野草の力?

「人生が楽しくて仕方ない」「病院に行ったことがない」

年はとっているけど心と体は若いまま。青春の真っ只中のご様子でした。元気ハツラツ、ニコニコと取材に応じる若杉おばあちゃんの魅力をこっそり映画より先にお伝えします。

おばあちゃんの原点は小さい頃、お母さんが教えてくれた野草の食べ方。そして、桜沢如一さんの本と出会ったことで、劇的に人生が変わり、幸せで仕方なくなったそう。

次から次へと出てくる金言。絵本に出てくるような理想的なおばあちゃんだと思いました。「おばあちゃんの知恵」をたくさん語ってくださいました。ほんの少しだけご紹介します。

「心の悔いあらため、食の悔いあらため。

食卓で革命を起こすのよ。

一汁一菜でいいのよ。

何でもかんでも食卓にのせないの。

植物性が体にいい。」

豊かになり変わりゆく日本の食卓。
肉も魚もなんでもあるし、スーパーやコンビニでなんでも買える。
しかしパッケージの裏側を見て驚くのは何行もある使用添加物の一覧。
果たしてこんなものを食べて健康でいられるのでしょうか?

取材中、忙しく、仕方ないと食べ続けた添加物入りのお弁当やパン類。
その後、おばあちゃんの言葉や顔が思い浮かび、長寿で元気に健康で有り続けるためには、悔い改めなければダメだと食により一層気をつけるようになりました。

「笹茶はいいのよ!

命と体が喜ぶ。

軽く炙る。
陰性だから、炙り、陽性にして飲むといい。

必ず水から茹でる。
グラグラと20-30分に出す。」

6月末に、タネについての映画『シード ~生命の糧~』を劇場公開するのでおばあちゃんに、F1種や遺伝子組み換え作物をどう思うかと、タネのことを聞いてみましたが、やはり、ダメよと。おばあちゃんは普段使うタネは地元の在来種だけだそうです。

生命力のないタネから出来た野菜を食べると、人間も弱々しい人間になる。
しかも肥料や農薬をふんだんに使っているものも多い。結果、サプリメントや薬が必要な、生命力のない人間になってしまう。普段口にするものを変えると、健康になり、元気になり、人生が豊かになるし、もちろん医療費もかからない。

老後に年金だけでは足りず、2,000万円、3,000万円必要だと政府が騒いでいますが、食を変えるだけで随分と医療費が下がり、必要資金が減るでしょう。自分の食べるものぐらい、自分でつくる。それも安心安全な方法で。それに無料の野草があれば、食費もガクッと減ります。野草は不況に強く、人間を強く健康にする、これからの時代に必要となる古く新しい処方箋かもしれません。

野原を歩き、次々と野草を見つけ、効能を言い、丁寧に料理するおばあちゃんは、現代の魔法使いのようでした。

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