4月24日、25日の2日間、東日本大震災で甚大な被害を受けた被災地、気仙沼・南三陸・陸前高田を訪問してきました。
今回は、ドキュメンタリー映画『第4の革命 – エネルギー・デモクラシー』の6月の全国一斉上映ウィークで、全国に寄付を呼びかけ、集まったお金で太陽光発電装置を東北に寄贈することを検討しており、その候補地を訪問することが目的でした。
訪問したのは、気仙沼・鹿折復幸マルシェ。気仙沼市の鹿折地区の復興のためにオープンした仮設商店街です。街灯がないため、夜になると辺りが暗いため、太陽光発電による街灯のニーズがあると聞き、訪問しました。
(C)復幸マルシェ
気仙沼と言えば大震災の後、大火事になったところです。まさに鹿折地区がその場所です。
近くには、未だに乗り上げた船がありました。
この気仙沼鹿折地区に復幸マルシェはあります。企画したのはもともと気仙沼でうどん屋を営んでいた塩田賢一さん。ご自身のうどん屋も流され、何人もの仲間を亡くされたそうです。今でも自問自答するそうですが、生き残った命に意味があるはずだと、気仙沼鹿折地区の復興を目指して立ち上がった方です。
「戦場には行ったことがないが、戦場のような様子だった。何人の死体を見たか分からない」
政府や行政の支援が中々来ず、鹿折地区のがれき処理は全国にボランティアを呼びかけて、ボランティアと共に行ったそうです。仮設商店街の建設に際しては、土地を更地にする必要があったそうですが、誰も出来ないし、予算もない。ならば「自分がやるしかない」と重機を扱う免許を自ら取得して、基礎の取り壊しを行ったそうです。
何日も、何日も近所のコンテナで寝泊まりしながらの復興への努力。ゼロの状態から次々と自ら問題解決方法を探り、切り抜けていく心意気。気仙沼で出会った真のチェンジメーカーでした。
塩田さんが立ち上げた、復幸マルシェ。
塩田さんの強い想いによって、着々と気仙沼鹿折地区に光を灯しています。
遠く離れていてもできること。そんな復幸マルシェに私たちの手で、光を届けませんか。
ドキュメンタリー映画『第4の革命』の全国一斉上映ウィーク(6月16日から22日)では、全国の『第4の革命』をご覧になった皆様と、気仙沼の復幸マルシェに太陽光発電の街灯を寄贈したいと思います。
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