友人の青木信之さんの紹介で、サステナブル漁業の調査のため、「壱岐市マグロ資源を考える会」を取材しました。問題は、産卵期のクロマグロを大量に獲ってしまうことのようです。切り身や「ツナ缶」になるとどんなマグロかわからなくなりますが、どうもサステナブルではないようです。

太平洋クロマグロは、2014年11月に国際自然保護連合(IUCN)が絶滅危惧種に指定するほどその数が減少しているそうです。IUCNは「主にアジア市場に提供するスシや刺し身のために漁業者に狙われている」とし、「大半は産卵する前の未成魚のうちに漁獲されている」ことが減少の原因だと指摘しています。(参考記事

未開発時の96%が取り尽くされ、残り4%しか残っていない(国際科学委員会(ISC))という現状を、壱岐市マグロ資源を考える会は、何とかするために産卵期の漁獲制限の実現や持続可能な漁業の確立を目指し、活動しています。

「壱岐市マグロ資源を考える会」を立ち上げた中村稔会長は、15歳から漁師で、もう40年のキャリアです。300kgを超えるクロマグロを釣り上げたこともあるが、漁獲量が減り始めた2013年に壱岐中の漁師347名をまとめあげ、「壱岐市マグロ資源を考える会」を設立。

100kgを超える大型のマグロは平成に入ってから取れ始め、2012年頃から徐々に減っていき、去年は1本釣れなかったそうです。(去年勝本町漁協の100kg以上の大型マグロの水揚げは実際ゼロだったそう)最盛期には、数え切れないぐらい釣り、年間水揚げが2,3千万円の売上があったそうです。

中村さんは、クロマグロが減った原因を、産卵期に獲ってしまうからだと分析。水産庁に働きかけを行ってきたが「科学的根拠なし」と、現在も聞き入れられないままとのこと。大型のまき網船が、産卵期のマグロを大量に獲ってしまっているのが現状です。

壱岐では、規制を求めるために、自らも3年間産卵期のクロマグロ漁を自主禁漁したこともある。それでも、水産庁は動かず、クロマグロの量は戻らないままです。

マグロ禁漁は苦渋の決断 中村 稔氏 [壱岐市マグロ資源を考える会会長]

EUでは、厳しい規制がある↓

2019年12月3日放送 追跡!_マグロ激減_の謎|ガイアの夜明け _ テレビ東京

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