タイ北部のチェンマイに来た。
想像していたのは、のんびりとした、リラックス空間。民族衣装の人々や、小さな商店や露店。象もそこらをウロウロしている風景を想像していたのだが、何と小さなバンコクとはではいかないまでも、小都市ではないか。
しかし、旧市街というのか、城壁の中に入れば、寺院がいくつもあるし、城壁内外の市場はそれはなりに、いい雰囲気だった。
泊まった宿は、一つ目は、プールがあるという理由で選んだのだが、ネットは時々しか繋がらない。バスルームの扉は、腐って閉まらない。店員の態度は全員では、ないが、最悪。タクシーを頼むと、ないと平気で嘘をつく。しばらく移動の疲れを癒してから、仕事がちゃんとしたところでしたいので、3日目からは、ちゃんとしたゲストハウスを選んだ。エアコン、テレビ、ネットに清潔な部屋!そして。気の利くフロントの女性!天と地。ここは天国だと、叫ぶほど、前のホテルとは違い過ぎた。しかし同じく一部屋千円代なのだが。
優しいフロントの女性に、あれもこれもと、聞いて頼んで、夜はナイトマーケット(バザー)に行ってみた。物欲がないし、バックパックに何も入らないから眺めるだけだけど、活気がある様子はそれなりに楽しめた。
バザーの一角に、ここは東京表参道のCommune246か?という場所がらあって、しばし癒された。おしゃれなバーに、無料ライブ。外国人か、地元のオシャレさんで一杯。なかなか良かったかな。
あんまり、見所もなく、やることもないまま、仕事と、休憩をする場に終わりそうだったチェンマイ。facebookに、投稿しただらっとしたアップデートに、ここ行け、誰と会えと、提案ががっつり!なかでも、バーンロムサイは、ずっと前から知っていて、行きたいと思っていた場所だった。エイズ孤児たちのための支援施設だ。これなら時間的に行けると、行くことにした。
本当は、時間に縛られない、ゆるいバックパッカーなのだが、明朝にも、ラオス行きのボートを乗り継ぐ小旅行に出てしまうから、最後のチャンスだった。
バーンロムサイまでは中心部から45分。タクシーを半日チャーターして向かった。だんだんと田園風景が見られるようになり、やっと心が安まる思いがした。やっぱり、田舎が好きだ。
到着すると、日本人女性で、hoshihana villageのご担当井村未来さんが待っていてくれた。タクシーの運転手さんが、道を聞くために、電話していたからだ。突然行っても大丈夫!と聞いていたが、ご予約はされていますか?と、突然の訪問に、当惑されたご様子だったが、快く、ご案内くださった。
子どもたちが暮らし、学ぶエリア。服を縫製するエリア。農園と養鶏をしているエリア。バーンロムサイの活動を支える収益源となるお店と宿泊エリア。それぞれが、自然なかたちで、支援者が集まり、少しづつ広がっていった歴史が、とてもいいなとしっくり来た。
訪問を終え、帰ろうとタクシーに向かっている途中で、「関根さーん!」と呼び止められた。こちらの創設者、名取美和さんだった。どこかで、お会いしたことがある。。そんな気がして、懐かしさを感じながら。ご挨拶した。今度来たら、こちらの施設に泊まろうと思う。
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