2010/09/23
高度に順応したはずなのに、何度も頭痛で起こされた。
今朝は始めての寝坊。不本意ながらギャッツォに起こされてしまった。

「ギャッツォ、毎日何時間寝てる?」
「6時間かな?」
「へぇ。じゃあ昨日は何時に寝て、何時に起きた?」
「夜10時に寝て、朝7時に起きたかな」
「それって、9時間じゃん(笑)」

なんて茶化していたので、ちょっと気恥ずかしかった。

昨晩は晩ご飯の後、ギャッツォと話し込んだ。

「俺を日本に連れていってくれ。何でもするよ」
「え?本気?」
「うん、日本の温泉が見たいんだよ」
「は?なぜ温泉なの?」
「実はレーに温泉が湧いているんだが、こっちの人にはどんな風に湯船をデザインしたらいいかとかのアイデアがなくて。日本に見に行きたいんだ」

ラダックに温泉があるのか!と、やや興奮。
ギャッツォをパートナーに、ラダックで温泉開発もいいかもなどと妄想してしまった。よくよく聞けばラダック中心部から車で3時間かかるそうで、軍からの許可なしには入れないそうだ。数年後には自由に行き来できるようになると言っているがどうなることか。次回訪問時には行ってみよう。

ラダック最終日の今日は、ギャッツォが務めているTIBET HERITAGE FUND(THF)の仕事現場をいくつか視察した。この団体は1996年にドイツ人建築家、アンドレ・アレクサンダーさんによって設立された団体で、ドイツ大使館などからの資金により運営されているTHFの目的は、歴史的建造物の保存を通じ、弱体化したローカルコミュニティーや文化の保全で、これまでにチベットのラサで80ほどの建物のリノベーションを実施し、最近ではラダックでの活動に力を入れている。2008年からは地元政府からの依頼で”the Central Asian Museum in Leh”の建設を依頼され、現在この建設に奔走している。

IMG_3983 - コピー

THFは毎年4月~10月の間ボランィテア募集をしており、建築関係者(建築家、学生)、そして現在はWebデザイナーも募集している。興味のある方は、ユナイテッドピープルHPのコンタクトフォームからご連絡ください。

今日の残りの時間は、ラダックから少々地方に行き、学校やモネストリーを訪問します。

ラダックの風景


Leave a Comment