一人のイギリス人の俳優が立ち上がった。
俳優の仕事に飽き飽きしていたころ、彼はもんもんと
世界のニュースを眺め、思っていた。

なぜ人は殺しあうんだろう。戦争や紛争はなくならないんだろうかと。
1998年のことだった。何も出来ない自分にフラストレーションが
たまっていった。何かがしたいと思った。

彼の名は、ジェレミー・ギレイ(Jeremy Gilley)。

映像の力を知っていた彼は、映像を使って
平和に関するドキュメンタリーを制作しようとしていた。

調べるうちに、平和の日「Peace Day」がないことを知る。
そこで、ジェレミーは平和の日をつくることを決意する。

国連に乗り込み、高官を説得。国連の協力を得て、
世界中の子ども、学生、NGO活動家、国家首脳などと
議論し、支援を増やしていく。

ダライ・ラマが共感し、ダライ・ラマが世界の首脳宛に
平和の日「Peace Day」を応援して欲しいと手紙を書く。
その手紙が次の道を切り拓く。

ジェレミーの旅は奇跡の連続だ。
人が不可能と思えることを、やってのける。
不屈の精神で。強い信念で。

さらに素晴らしいことに、彼が「Peace Day」を思いつき、
国連に乗り込むあたりのところから、映像を撮っていたことだ。
ダライ・ラマとの面会の様子も、当時の国連事務総長
コフィー・アナンとの面会の様子もだ。

イギリスと、エクアドルを提案国として、
ついには国連の理事会で毎年9月21日を「Peace Day」を制定してしまう。
すべての国連加盟国が賛同した。この日本も。

「Peace Day」が制定されたのは2001年9月7日。
その数日後の9月11日、ニューヨークの国連の広場で
「Peace Day」の立ち上げセレモニーをしようとしていたその朝、
あの事件が起きた。9.11同時多発テロだ。

世界に平和を。
一日でも休戦しよう、平和な日をと制定され、
国連でセレモニーを行なおうとしていたその日に
ワールドトレードセンターが、崩れ落ちたんだ。

誰もが無理だと言った。
ムダたと。でもジェレミーはあきらめずに続けた。

今では世界数十ヶ国で9月21日、「Peace Day」を祝っている。
レニー・クラビッツ、ブライアン・アダムス、ジョン・レジェンドなどが
「Peace Day」のために歌っている。

ジェレミーの「Peace Day」をつくる様子は、
ドキュメンタリーにまとまっている。

The Day After Peace

残念ながら、まだ日本語字幕がないけど、
英語のまま、東京で、今年の9月21日に上映会が企画されてる。
詳しくは谷崎テトラさんのブログをチェックして欲しい。

現在、僕は国際平和映画祭を立ち上げようと準備している。
2011年9月21日に第一回を開催することにした。
「Peace Day」の日に。多くの人の力で、成功させたい。

ジェレミーのように、一人の力は限られてない。
動けば世界は変わる!映像で世界は変えられるんだ、
平和は実現出来るんだって、そんなメッセージを伝えて欲しい。


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