真冬の北海道、余市に行ってきました!すごい雪・・・。

ブドウは、見事に雪の下。

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訪問目的は「余市ピースワイン・プロジェクト」の今年の計画会議です。

去年の中期インターンとして頑張ってくれた佐藤圭馬君 Keima Sato が、1年目の振り返りや課題を話してくれました。余市エコビレッジの坂本 純科 さんからは、今年の新植計画のことなどが話されました。中期インターン後も、エコビレに残っていて、頼もしい姿がみれました。

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坂本純科さんが今年の計画を説明
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佐藤圭馬君 去年の振り返り

僕からはブドウの品種をピースデー9月21日にちなんで、21品種にできればしたいということと、今年5月下旬のブドウ植え付けには、戦争中のロシア、ウクライナ双方からボランティアをお招きしたいとお話しました。登醸造の醸造家、小西史明さんからは「21品種?余裕余裕!」と即答あり(笑)。真面目な会議の後、昼食を食べながら、大爆笑の打ち合わせ​。今年も楽しくなりそうです。

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さて、2023年度のインターンの募集を開始します!余市でのワイン造りに、参加しませんか?

余市ピースワイン・プロジェクト2023 有給インターン募集!(5月中旬~11月中旬)

余市行きの前日のレバノンワイン上映イベントに、NHKアナウンサーの芳川隆一さんをお招きし、余市エコビレッジの坂本純科さんやbokashiメンバーをおつなぎ。余市ピースワインプロジェクトのことを話しました。去年はアフガニスタン難民家族をお招きして行ったブドウの植え付けを、今年はウクライナ人とロシア人をお招きして平和を願って行いたいと伝えると、芳川さんから驚きの反応が。なんと、去年末に正にそんなテーマで番組を作ったと。

札幌にペチカというロシア料理店があり、そのオーナーがロシア人の母親を持つ方で、ウクライナ避難民の音楽家のために演奏の場をロシア・ウクライナ戦争があるけれども「国は、国。人は人。」と提供しているのだとか。

偶然とは思えない情報を受け、早速昨晩お店を訪れました。電話すると満席だと言われたんですが、九州からやって来たんですと伝えると、「なら、とにかくおいでください」とおっしゃっていただきました。雪の降り積もる札幌の道を歩きながら、ウクライナでも雪が降っているのだろうかなどと考えながらお店に到着。すると、お店のドアに、30分後の18時からウクライナ避難民アレックスさんのライブがあると書かれていた。これまた幸運。

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ボルシチやピロシキが入ったお一人様セットとジョージアワインを注文し、オーナーのニーナさんに、余市ピースワインプロジェクトのことをお話し、一緒にブドウを植えてほしいと伝えると、即座に「ぜひ」と。残念ながら、アレックスさんは、3月から演奏家としてピースボートに乗るため、お招きが叶いませんが、ニーナさんにどなたかウクライナの方にコンタクトしていただくことになりました。

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ピースボート船上

アレックスさんの演奏に、美味しいロシア料理やジョージアワインを楽しんでいると、ロシア通らしき隣の席の老紳士がウォッカをご馳走してくれ、ロシア語も教えてくれた。楽しいハプニングも楽しみながら、アレックスさんに話しかけてみた。72歳の彼には28歳の息子さんがいて、今もキーウにいるから毎日電話していると話し、また、出身地はウクライナ西部のザポリージャ。息子さんや故郷のことを話し始めると、悲しそうな表情に一変。その瞳の奥にある深い悲しみに心が揺れました。

実は戦争前、5年ほどピースボートに演奏家として働いていたというアレックスさん。当時の様子の写真を送ってくれました。無事、近い将来、故郷に帰れますように。

あと、ニーナさんは加藤登紀子さんと同じくハルピン生まれで、親同士が友達という関係。100万本のバラを日本で最初に歌ったのはニーナさんだそうです。

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札幌に避難のウクライナ人音楽家を支えるロシア料理店主(NHK)

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221227/7000053872.html

記事

https://www.nhk.or.jp/…/r_yoshikawa/slug-n80ddf54323b9

ペチカ

http://pechika1648.com/sp/


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