コスタリカは世界でキラリと輝く宝石のような国。
面積当たりの生物多様性世界一とも言われるコスタリカは、
国土の4分の1以上を自然保護区か国立公園にしており、
その豊かな自然が多くの外国人ツーリストを惹きつけ、
エコツーリズム発祥の地として人気なデスティネーションとなっている。
しかし、そのような豊かな環境は、コスタリカの魅力の一面でしかない。

何よりもこの国の魅力は、1948年に軍隊を撤廃して以後、
平和しか存在しなくなったことだ。そして、限りなく全てに
近いコスタリカ人がもう二度と軍隊はいらないという共通認識を持ち、
もはやその精神性がアイデンティティーにまでなっていることだ。

そして、戦争を卒業し、平和しか存在しなくなったこの国で、
豊かな平和文化が花開いているのである。
ほとんど同じ時期に、強制的にではあるが敗戦により
軍隊を撤廃した日本と、本質的なところで大きな違いを
感じずにはいられない。

軍隊を撤廃して、本当に国を守れるのか?
歴代の大統領たちは、この問にこう答えだろう。

「コスタリカは、軍隊をなくしたことでより強くなった」
「道徳の力は大量破壊兵器の力を凌ぐ」

と。その「道徳の力」とは何かというと、
外交努力にほかならない。この国は、
自分たちが平和になるだけではなく、諸外国にも
平和を輸出する真の積極的平和国家となっているのだ。

オスカル・アリアス元大統領は、中米の紛争を止め、
ノーベル平和賞を受賞している。
去年の採択された核兵器禁止条約にコスタリカは多大な貢献をしている。
国連が定めたピースデーの制定をするために提案国になったのもコスタリカだ。

積極的平和実践国家としての数々の行動により、
世界から感謝され、愛され、尊敬されるコスタリカに
誰が戦争を仕掛けたいと思うのか?
いないのだ。正に無敵である。

コスタリカの魅力を伝えたい。
そして、コスタリカ同様平和主義を掲げる日本の
これからの未来のために、コスタリカの経験が活かせるだろうと、
映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』を
日本に紹介している。

憲法改正の動きがある。
数年以内には、国民投票もあることだろう。
どういう日本を目指すべきなのか。ぜひ材料としてこの映画をご覧頂きたい。

そして、「日本の奇跡」を!

憲法記念日2018 映画『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』全国一斉上映キャンペーン


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